不倫の相談ノート

不倫されて再構築か離婚か迷うとき、決める前に整えること 4 つ

公開 ・ 不倫の相談ノート 編集部

再構築と、気持ちと心身の不調の相談で、並べられた悩みの型
再構築(やり直す)の相談 35 件
  1. 1. 気持ちをどう整理するか
ほかの型は件数が足りず、並べていない
気持ちと心身の不調の相談 46 件
  1. 1. 気持ちをどう整理するか
  2. 2. 何から、どの順で進めるか

当サイトの集計(2026 年 9 月時点)。話題の件数は補正後。悩みの型は、補正前の件数が 15 件に届いたものだけを並べた。再構築の相談では、届いたのが 1 つだけだった。 気持ちと心身の不調は、話題の中身に気持ちのことが入っているので、気持ちの整理が上に来やすい。

この記事は、配偶者の不倫が分かったあと、やり直すか、離婚するか、まだ決めないかで迷っている人に向けたものです。先に結論を書きます。どれを選ぶにしても、決めるのは気持ち・生活・子ども・お金の見通しを整えてからでかまいません。当サイトが数えた再構築(やり直すこと)の相談で、順位を出せた唯一の悩みの型も「気持ちをどう整理するか」でした。数字は当サイトが数えた相談の件数で、2026 年 9 月時点のものです。

再構築の相談 35 件で、順位を出せたのは気持ちの整理だけ

当サイトの集計で、再構築(やり直すこと)の相談は 35 件でした。離婚するかどうかの相談(97 件)の半分に届きません。 悩みの型のうち、順位を出せるだけの件数が集まったのは「気持ちをどう整理するか」の 1 つだけです。ほかの型はどれも 15 件に届かず、並べていません(悩みの型ごとの件数は補正していない数え)。

少ない件数で順位を並べると、偶然の差を読むことになります。言えるのはここまで。ほかの型との大小は分かりません。件数の補正の方法はこのサイトの数え方に書きました。

話題ごとの相談件数(補正後)
  • 離婚するかどうか97 件
  • 気持ちと心身の不調46 件
  • 再構築(やり直す)35 件

当サイトの集計(2026 年 9 月時点)。1 つの相談が複数の話題に入るので、件数は足せない。

気持ちと心身の不調の相談 46 件、上から気持ちの整理・進め方

眠れない。フラッシュバック(不倫の場面や言葉が急によみがえること)がつらい。気持ちと心身の不調の相談は 46 件あり、いちばん多いのは「気持ちをどう整理するか」、次が「何から、どの順で進めるか」でした。 話題の中身に気持ちのことが入っているので、気持ちの整理が上に来るのは、数え方の作りによるところもあります。

離婚するかどうかの相談では、「何から、どの順で進めるか」と「気持ちをどう整理するか」がほぼ同じ件数で並び、この 2 つが上にあります。どちらが上とは言えない差で、統計の検定をした並びでもありません。 悩みの型としては、離婚を考えている人の相談でも、気持ちのことが進め方と同じくらい多い。やり直す人だけの悩みではありません。

決める前に整えること 4 つ

全部を片づけてから決める、という意味ではありません。紙に書き出して、足りないところが見えれば十分です。1 つ目は、上の相談で順位を出せた気持ちのこと。ほかの 3 つ(生活・子ども・お金)は書き手の提案です。どれも裁判所の調停の説明に出てくる事柄(別居中の生活費、子についての事情説明書、離婚調停で話し合う財産のこと)から選びました。

1. 気持ち。いま決めたいのか、決めさせられているのか

「やり直したい」と「許せない」が、同じ日のうちに入れ替わることもあります。揺れている間は、決めたことより、その日に感じたことを短く書き留めておく。 1 週間ぶん並べると、どちらに寄っているかが見えてきます。配偶者から「やり直すなら今決めて」と言われても、返事の時期は、自分で先に決めておくのがいい。

2. 生活。同じ家で暮らし続けられるか

眠れているか、食べられているか、仕事や家事が回っているか。まず自分の体のことです。 同居を続けるか、しばらく離れて暮らす(別居)かも、ここに入ります。別居すると生活費の話が出るので、4 つ目のお金と一緒に考えます。

3. 子ども。いまの生活と、何をどこまで話すか

子どもがいるなら、学校や園、寝る時間、食事など、子どもの暮らしがいまどうなっているかを書き出します。 家庭裁判所の円満調停でも、申立ての標準的な添付書類に「子についての事情説明書」が入っています。やり直す話し合いの場でも、子どもの事情を伝える書類がある、ということです。

4. お金。家計がいまどうなっているか

収入、預貯金、住宅ローンや保険の名義。やり直すにしても離婚するにしても、家計が見えていないと、話し合いで自分の条件を言い出しにくくなります。 別居中の生活費である婚姻費用(婚費。夫婦や未成熟子の生活費など)の分担を話し合いで決められないときは、家庭裁判所に調停(または審判)を申し立てる手続きがあります。調停で話がまとまらなければ審判に移る、と裁判所は説明しています。額はこの記事では書きません。

夫婦で話し合う場として、家庭裁判所の円満調停がある

二人だけで話すと、責める・謝るの繰り返しで終わってしまう。そういうときに使える場の 1 つが、家庭裁判所の夫婦関係調整調停(円満)です。裁判所の説明を引きます。

夫婦が円満な関係でなくなった場合には、円満な夫婦関係を回復するための話合いをする場として、家庭裁判所の調停手続を利用することができます。(中略)なお、この調停手続は離婚した方がよいかどうか迷っている場合にも、利用することができます。

調停では、双方から事情を聞き、円満でなくなった原因はどこにあるのか、それぞれがどう努力すれば関係がよくなるかについて、解決案や助言が示されます。 申し立てられるのは夫か妻。費用は収入印紙 1,200 円分と連絡用の郵便切手で、切手の額は裁判所ごとに違うので、申し立てる家庭裁判所の案内で確かめてください。申立先は、相手方の住所地の家庭裁判所か、二人で合意して決めた家庭裁判所です。

迷っている段階でも使える、と裁判所が書いていることは覚えておいてよいと思います。やり直すと決めた人だけの場ではありません。

眠れない・食べられない日が続くときの行き先

不倫が分かったあと、体や心の調子が崩れる人もいます。厚生労働省の案内では、同省の「みんなのメンタルヘルス総合サイト」の情報は、令和 5 年 4 月から国立精神・神経医療研究センターの「こころの情報サイト」に載っています。そのこころの情報サイトは、次のような状態が続くときは専門機関に相談するよう書いています。以下はその一部。

  • なかなか寝つけない、熟睡できない
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 何も食べたくない、食事がおいしくない
  • 気分が沈む、憂うつ
  • 理由もないのに、不安な気持ちになる

当てはまっても、病名はこの記事からは言えません。診るのは医師です。行き先は心療内科や精神科で、同じサイトは、科によって専門が違う場合があるので受診の前に電話などで問い合わせるとよい、としています。 どこにかかればよいか迷うなら、保健所・保健センターや精神保健福祉センターに相談できます。医師にうまく話せそうにないときは、伝えたいことを先に紙に書いておく工夫も、同じサイトに載っています。

電話で話したいとき。厚生労働省の「まもろうよ こころ」の「困った時の相談方法・窓口」が案内している「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)は、かけた場所の都道府県・政令指定都市の公的な相談窓口につながります。受付の曜日と時間は都道府県ごとに違います。ナビダイヤルなので通話料がかかり、携帯電話の定額プランの無料通話は使えません。050 で始まる IP 電話からはつながらないので、その場合は都道府県・政令指定都市の窓口の番号にかけます。 「死にたい」「消えたい」と感じるときは、#いのちSOS(0120-061-338)が 24 時間受けています。

迷っていることと行き先の表

ここまでの行き先を、迷っていることごとに並べました。どれも、使うかどうかは読む人が決めることです。

迷っていること行き先原文で確かめたこと
夫婦で話したいが、二人ではまとまらない家庭裁判所の夫婦関係調整調停(円満)離婚した方がよいか迷っている場合にも使える
眠れない・食べられない日が続く心療内科・精神科。迷うなら保健所や精神保健福祉センター受診の前に電話などで問い合わせるとよい
誰かと電話で話したいこころの健康相談統一ダイヤル曜日と時間は都道府県ごとに違う
別居中の生活費が決まらない家庭裁判所の婚姻費用の分担請求調停調停でまとまらなければ審判に移る
離婚の条件だけ先に知りたい弁護士、または法テラスの無料法律相談法テラスは収入と資産の基準がある。1 回 30 分

やり直すと決めても、離婚の条件だけ先に知っておく道もある

道は 1 つではありません。やり直すことも、離婚することも、まだ決めないことも、同じ重さの選び方です。決めるのは読む人です。

やり直すと決めたあとでも、離婚した場合の条件だけは先に知っておく、という選び方があります。知っておくことと、離婚を選ぶことは別です。 裁判所の離婚調停の説明では、未成年の子がいる場合は、離婚後の親権者を父母の双方とするか一方とするかを定める必要がある、とされています。親子の交流や養育費の金額などは話し合うことが望ましい。財産分与や年金分割の割合、慰謝料も、一緒に話し合うことができる、と書かれています。

自分の場合にどうなるかは、法律の判断です。弁護士に聞くのが確か。費用が心配なら、法テラスの無料法律相談もあります。収入と資産が一定の基準以下の人が対象で、1 回 30 分、同じ問題で 3 回まで。離婚など配偶者が相手方になる件では、本人の収入と資産だけで判断されます。

離婚するかどうかで迷う人向けには離婚するか迷う人の相談を書きました。話題ごとの並びは再構築の話題と気持ちと心身の不調の話題に置いています。

よくある質問

円満調停を申し立てると、離婚の話に進んでしまいますか
裁判所は、夫婦関係調整調停(円満)を、円満な夫婦関係を回復するための話合いの場として説明しています。離婚した方がよいかどうか迷っている場合にも使える、とも書いています。話し合いがどう進むかは中身しだいなので、この記事からは言えません。
円満調停にはどれくらい費用がかかりますか
裁判所の案内では、収入印紙 1,200 円分と連絡用の郵便切手です。郵便切手の額は裁判所ごとに違うので、申し立てる家庭裁判所の案内で確かめてください。申立先は、相手方の住所地の家庭裁判所か、夫婦で合意して決めた家庭裁判所です。
眠れない日が続いています。どこに相談すればよいですか
心療内科や精神科が行き先です。科によって専門が違う場合があるので、受診の前に電話などで問い合わせるとよい、と国立精神・神経医療研究センターのこころの情報サイトは書いています。どこにかかるか迷うときは、保健所・保健センターや精神保健福祉センターに相談できます。電話なら、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556。通話料がかかる)が、かけた場所の都道府県などの公的な相談窓口につながります。
やり直すと決めたのに、離婚の条件を調べるのはおかしいですか
おかしくありません。条件を知っておくことと、離婚を選ぶことは別です。費用が心配なら、法テラスの無料法律相談があります。収入と資産が一定の基準以下の人が対象で、1 回 30 分、同じ問題で 3 回までです。
この件数はどこまで確かですか
補正後の値です。話題ごとに無作為に抜いた相談を 1 件ずつ読み、「投稿者が自分のこととして、その話題を書いた相談か」を判定して、当たっていた割合で直しました。再構築の話題で当たっていた割合は約 68% です。判定は AI で 2 系統に分けて突き合わせ、一致した件だけを使っています。

出典・確認日